Webデザインはヒアリングが最重要

Webサイトのプロジェクトが始まる際、最も最初に行い、プロジェクトを通して最も大切となる工程は 「ヒアリング」 です。 ヒアリングの目的はクライアントの抱える問題を「理解」すること。

ここでは、Webサイトのことは一旦忘れましょう。 どういうことに困っているのか、どうしてWebサイトが必要だと思ったのか、同じ目的のために他に行っている施策はあるか、など、いろいろな角度から質問を投げかけてみましょう。

初回打ち合わせの前に下調べするのは当然ですが、それだけでは分からないことは多々あります。そんな時には、臆せずどんどん聞いていきましょう。

業界用語や業界慣習などの情報が得られるだけでなく、「当たり前過ぎてそんなこと考えたこともなかった」と、クライアントの気づきにも繋がることがあります。この気付きは、今後Webサイトを制作する際に役に立つかもしれません。自分の業界にどっぷりと浸かりすぎていて、”他人が分からないことが分からない”状態に陥っている人もいるものです。

また、自分の持っているスキルやリソースと照らし合わせて、仕事を請け負うかどうか決めるのも大事なことです。 背伸びしてチャレンジしてみるのは良いですが、最終的な成果物が出せないのであれば請け負うべきではありません。そういったことも含めて、とにかくヒアリングではいろんな事を聞いてみましょう。

ヒアリングの流れはこんな感じになるかと思います。

  Webデザイナーがやること
1 依頼概要を受け取る
2 下調べ (クライアント、取扱商品、業界など)
3 打ち合わせ
4 クライアントの課題、依頼内容とその理由などを議事録にまとめてクライアントと共有
5 Webサイト以外でベストな解決方法がないか検討
6 Webサイトが必要であれば、改めて打ち合わせ (再度ヒアリング)

ヒアリングは、一回の打ち合わせで終わるものではありません。 対面の打ち合わせだけでなく、オンラインでも積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。 その際、Eメールを通してのコミュニケーションはスピード感がなく、理解に時間がかかってしまいます。SlackやChatworkなどのチャットツール、Skypeなどのビデオ通話を利用して、即時性のあるコミュニケーションを心がけましょう。

Udemy Webデザイナー
Webデザイナーのキャリアを未経験からスタートするためのオールインワン講座

レクチャーの数: 236 ⁄ 19.5 時間 ⁄ 初級

ウェブサイトの企画・設計、Sketchを使ったデザイン、HTML ⁄ CSS マークアップ、モバイル最適化など、Webデザインに挑戦したい人が一気通貫して学べる総合学習コース Shunsuke Sawada

¥ 1,400

¥ 24,000

4.3

493件の評価