Webサイトのコンセプトとトーン&マナーを決める

前のページでヒアリングメモを作成しました。 架空のカフェですので、実際には存在しませんが、このチュートリアルではこちらの情報を元に進めていきたいと思います。

まずは、案件のチェックです。 プロジェクトを開始しようで紹介した、プロジェクトを始めるかどうかのチェックリストを使って、今回の案件の確認をしていきましょう。

依頼内容の整理

  チェック内容
ゴール設定 問い合わせ情報やアクセス情報などを常時公開しておきたい
ターゲット SNSや大手くちコミサイトでお店の存在を認知した人
予算感 10万円〜20万円(なるべく抑えたい)
運用方法 依頼があれば静的サイトを更新
メンテ 保守契約等はなし
モバイル モバイル対応する
確認方法 本番サーバーを直接更新
進行方法 納品型

プロジェクトを始めるかどうかを確認

  チェック内容
ゴール設定 お店の紹介として利用用途は多そう
ターゲット ランディング先として適切
予算感 シンプルな構成であれば問題ない
代替手段 クライアントがITに弱く、オンラインでの更新作業などは期待できない。よってデザイナーが制作するのが良さそう
期待値 特段難易度が高そうな実装はない

上のように検討した結果、プロジェクトを開始しても良さそうです。

Webサイトのコンセプト

口コミの集客をメインにしたい。早朝はエスプレッソのみ、夜はお酒と食事を提供し、イタリアの地元バールがコンセプト。ランチ営業はしない。

というメモが前ページにありました。
そこから連想した「自慢のコーヒーを出す、手づくりのお店」というキーワードをWebサイトのコンセプトに設定し、まずはトーン&マナーを決めていきたいと思います。

お店のコンセプトは「イタリアの地元バール」とのことでしたが、バールというのは日本人に馴染みのない文化で、訪問者にも伝わりづらいのではという議論の結果、上記のようなコンセプトに落ち着きました。(※もちろん架空の議論です)

トーン&マナー

収集したトーン&マナーを見渡し、どのグループに分類されるか考えてみましょう。 グルーピングされたトーン&マナーはこちらのページを参考にしてください。
既存事例をグルーピングしてWebサイトの方向性を決める方法

下記の2つのグループに属するのではないでしょうか。

本格派グループ 本格派グループ

手作りグループ 手作りグループ

この2つのグループを融合させた雰囲気を作り出せたら良いのではないかと思います。

Webサイトのコンセプトとトーン&マナーが何となく決まったので、あとはワイヤーフレームを描いてクライアントに提案しましょう。ワイヤーフレームとは、Webサイトの構成をおおまかに整理した指示書のようなものです。

詳しくは次のページで解説したいと思います。

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