既存事例をグルーピングしてWebサイトの方向性を決める方法
Webサイトのトーン&マナーを決めるために、既存事例の収集を行いますが、ただ集めただけでは、なかなか方向性が見えてきません。 集めた参考デザインをグルーピングすることで、パターンを認識しましょう。
クライアントのビジネスを軸にして、グループをつくると良いと思います。
例えば、クライアントのビジネスがカフェ運営であったとすると、「想定する顧客、提供するコーヒーのレベル、お店の雰囲気」等です。 そのような視点で見た時、集めた既存事例からはどのようなキーワードが想像できるでしょうか。同じようなキーワードが浮かび上がってくれば、それらを同じグループに属します。
下は、カフェのWebサイトを作ると想定して、既存事例のグルーピングをしてみた結果です。 グループには分かりやすい名前を付けるようにすると、クライアントとのコミュニケーションがスムーズになります。 「グループ 1」「グループ 2」と呼ぶよりも「プロフェッショナル・グループ」「ホームメイド・グループ」等と呼んだ方が、イメージしやすいですし、認識ズレも防止できます。
本格派グループ
料理グループ
手作りグループ
お得グループ
先進的グループ
このような既存事例のグルーピングをした後、クライアントのビジネスはどのグループに属するのか考えてみましょう。 属するグループが分かったら、Webデザインの方向性を考えることができます。
- 所属するグループらしいWebデザインにする
- あえて所属グループから外れるようなWebデザインにする
- 2つのグループの中間を狙う
「2つのグループの中間を狙う」は、複数のトンマナをミックスさせることになりますが、対象のグループが2つより多くならないように注意してください。3つ以上のグループの中間とは、何も選択していないのと同じです。
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